いつも地元の海と食卓
くやしいこと、悲しいこと、なかなかとれない胸のつかえを
ふっと軽くしてくれたのは、いつも地元の海と食卓だった。
元気をくれていたその海が、元気をなくしている。
地球の温暖化は深刻だ。
海洋生物の生態系は変化し、海の恵みは奪い合いの時代に。
ひとり、またひとりと漁師は廃業し、後を継ぐ者はいない。
「元気をもらった海へ元気を取りもどしたい。」
天草の海で育ったひとりの社員が立ち上がった。