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誰にも語られなかった舞台裏を植野譲太が赤裸々に告白
1967年創業のカネリョウグループは、多くの人に支えられ今年5月に50年の節目を迎えた。これを記念して去る9月24日に『ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ』にて式典が執り行われた。計画から当日まで約3ヶ月、寝ても覚めても式典のことで頭がいっぱいだったという式典準備担当主任植野譲太氏に、今あらためて当日までの舞台裏を語ってもらった。
「50周年の式典ということで、日ごろお世話になっているお取引先様はじめ、地元の皆さまにもご臨席いただき、弊社のOB・OGに、現社員を含めると、総勢400名規模の盛大な式典となりました。」(植野氏)
植野氏の所属はマーケティング本部。カネリョウ海藻(株)の組織としては、このような対外的な行事の指揮を執ることもある。しかし、植野氏はこの規模の行事は初めての経験ということもあり、任を命じられた直後から、自慢の(?)虚弱体質が顕著に現れはじめたという。
いちばん大変だったのは自分の体調管理
役割としては、式典のご案内送付にはじまり、出欠や送迎有無の確認、お土産の準備、50年の歩みをまとめたVTRの制作などになります。
すべて大切なお客様です。お名前などにミスがないよう何回、いや何十回も確認しました。また前日に、送迎やホテル関係などにもれなく確認の連絡をすることも徹底しました。日頃から胃腸をこわしやすかったり、できものができたり、あいさつ代わりに顔色悪いよ、なんてよく同僚や上司に言われるんですけど、今回ばかりは過去最大級の緊張感からか、できものも顔を出せずにいたようです(笑)。
迎えた当日、はたして式典は成功したのか!?
「髙木取締役の開宴の辞から始まり、和太鼓の演奏、50年のあゆみをVTRで振り返り、会長式辞、ご来賓祝辞、社長謝辞と順調に続きます。
次のイベント「マグロ解体ショー」の準備が気になりつつも、社長が力強く話す、これからのカネリョウの展開に、しばし胸が熱くなりました。その後も滞りなく式は進み、事故や問題などもなく幕を閉じることができました。」(植野氏)
何十年ぶりの号泣
式典も終了し、関係者労いの打ち上げが行われたのですが、無事に終了できた安堵感や社長からの労いの言葉と抱擁に感極まり、号泣してしまいました。
先代から積み上げられてきた50年の歴史や信用と信頼。決して一朝一夕には出来ない、かけがえのないものを、あらためてこの式典で心に刻み込むことができました。
通販ショップ「おかげさま」はようやく1年
この10月で通販ショップは1周年を迎えました。
日ごろ、 ご愛顧くださっている皆様へは感謝の気持ちでいっぱいです。まだまだ先は長いですが、当たり前の事を当たり前に取り組み、「おかげさま」の気持ちを忘れず、真摯に取り組んでいきます。
マーケティング本部(式典準備担当主任)植野 譲太
自然に感謝の「味」探訪 〜沖縄県島尻郡伊是名編〜
日本一のもずく生産量を誇る勝連の工場で、運動会さながらの洗浄ラインの見学を終え、夜のステーキに舌鼓。
もずく取材初日は、満腹…いや満足のうちに終了したのでした。
たったひとつの判断ミスが!
後悔、そしてプロの仕事、人の優しさに感動
翌朝、前夜のステーキもすっかり消化し、爽やかな目覚め。 予定通りにカメラマン兼ドライバーの友松氏とホテルを出発。
目的の伊是名島へ1日に2便のみ運航のフェリー「いぜな尚円」に乗船するため運天港を目指します。
勝連とおなじく、もずくの生産が盛んな沖縄県島尻郡伊是名村。人が住む伊是名島と3つの無人島からなる人口1500人足らずのこの村は、伊平屋島とともに琉球王国の王府直轄領とされ、王府領や聖域も多く存在する。
沖縄自動車道を走り、名護から一般道へ。通勤時間帯と重なり渋滞気味。
もう30分足らずで目的地というときに、ドライバー友松氏が意を決したように「トイレ休憩」とひとこと。最寄のコンビニへ。まさかこの数分の休憩があんなことになろうとは、この時点では知る由もなかった。
車へ戻りカーナビを確認すると、到着時刻はまさにフェリーの出航時刻を指している!これを逃したら、次は15時30分発。丸一日を無駄にしてしまう。「超」が付くほど安全運転の友松氏も、この時ばかりはいまだかつてないほどアクセルを踏み込んだ、とのちに漏らしていた。
出航5分前、ダメ元でフェリー会社に電話し、事情を話すも「出航時間は変えられない。とにかく早く来てください。安全運転でね。」(「ですよね…。」)
1分前に港へ到着。船の前で大きく手を振る人が!?「車は駐車場に入れておきます。すぐに船に乗って!」感謝の言葉もそこそこに船に乗ると、すぐに扉が閉められ離岸。間一髪でした。電話に出た女性と現場の男性で、「遅刻間際の観光客が半泣きで飛び込んでくる」としっかり連携くださったのだろう。感謝の言葉しかない(反省)。
いざ、上陸。伊是名島
緊張と安堵からか船酔いする暇もなく島へ到着。
さっそく伊是名漁協へ移動し、組合長より「もずく」と「海ぶどう」の養殖施設を案内いただき、とにかく売れているという「もずくキムチ」の製造工程をみせていただいた。工場内は唐辛子と醤のいい香り。塩抜きした完熟もずくを湯煎してキムチとよく混ぜ合わせる、シンプルな製法ですが、コリコリとしたもずくと甘めの専用キムチたれがクセになる味。食感を残して脱水しているので、あとからキムチが水っぽくなることもなく最後までおいしいのです。
沖縄は県をあげて、もずくの消費拡大を推奨している。本土でも、ぜひそれぞれの土地にあったキムチだれで「もずくキムチ」を作ってくださいとのこと。
琉球国王「尚円」生誕地。悠久な歴史続く島
工場を後にし、組合長の案内で伊是名の史跡をたどることに。
車ならあっという間に1周してしまう小さな島ですが、歴史と景観をたどりながら巡るには、2日では短すぎる伊是名。
沖縄諸島では珍しくハブがいない島とのことで、もってきた長靴は一度も活躍せず。滞在中ずっと曇天で、すっかり「雨おんな」の称号までいただいた私ですが、次はプライベートでのんびり訪れたいと思います。(もちろん時間に余裕をもった行動を心がけます!)
(取材報告 日渡好美)
健康に良いと話題のネバネバ食材「めかぶ」。今まで普通に食べてきたけど、めかぶとはいったいなんなの?という方も多いのではないだろうか。今回はめかぶの正体を探っていく。
めかぶとは?
わかめの根元にある、折り重なったヒダ状の部分のこと。
生殖細胞が集まった部位で、めかぶはわかめの生殖活動に絶対必要な部位と言える。成長するための部位なので、栄養も豊富なのだ。
めかぶってどこで採れるの?
主な産地として、わかめ養殖が盛んな岩手県や宮城県等の三陸が約60%以上を占めており、その次としては徳島県の鳴門等が有名。
九州もわかめ養殖は行われているが、全国的に流通できる量は生産されていない。
鮮やかな緑色のめかぶになるまで
めかぶはヌメリ成分が多く、コリコリとした食感が特徴。
生のめかぶは褐色で、あまりおいしそうには見えない。しかしヒダを芯から切り取り、湯通しすると鮮やかな緑色に変わり、おいしそうなめかぶとなる。それを細かく刻むことでさらにヌメリが出てきて、私たちがいつも食べているコリコリ、ネバネバの食感となるのである。
健康効果盛り沢山!
めかぶには水溶性食物繊維が含まれている。そのことにより、以下の効果が期待できる。
①糖質の吸収をゆるやかにして血糖値の急激な上昇を抑える。
②コレステロールを吸着し、体外に排泄する。
③腸内環境の改善、整腸効果。
その他にもまだ研究中の健康成分があると言われており、各メディアでも連日取り上げられている。
カネリョウのこだわり製法
カネリョウ海藻はめかぶ取扱い量日本一(富士経済調べ)であり、品質にこだわって日々製造を行っている。
その代表的な製造方法にTHC(髙木式加熱冷却機)がある。
THCは弊社が開発した、海藻の色や食感を最大限に引き出す装置。海藻に電気を通し自己発熱させることで加熱時間を短縮、食感を損なわず殺菌することを可能にした。
さらに人の手と目による異物選別、洗浄工程を経て、自信を持っておすすめできる商品となる。
これを機にぜひめかぶに興味を持って、日々の健康習慣にお役立ていただきたい。
普段全く料理をせず、嫁に怒られている私でも簡単に作れるレシピをご紹介!
①沸騰したお湯に究極のこぶ茶を入れて、いつものように味噌汁を作ります。
②①の中に解凍しためかぶを入れれば簡単にめかぶ味噌汁の完成。(たまたま冷蔵庫にあったえのきを入れて食物繊維アップ♪)
③解凍しためかぶにめんつゆとごま油を適量入れてよく混ぜて味を馴染ませます。
④丼にめかぶを半分くらいかけて、お好みで納豆と刻んだミョウガをかければねばねばめかぶ丼の完成。
解凍してすぐ食べられるので、本当に簡単です!ぜひお試しください☆
普段何気なく食べている海藻ですが、よく見てみると色鮮やかでカタチも様々。
この特性を生かして、世界でたった一つの押し葉にして楽しむことができます。
意外と簡単に出来ますので、私米原が少しだけご紹介します!
海藻押し葉の作り方
①海藻を水につけておきます。(5分程)
②バケットを用意し、水の中でカタチを整えながら、海藻を台紙に乗せ、広げます。
③海藻の乗った台紙を斜めに置いた板の上に乗せて水を切ります。
④新聞紙に挟んで乾燥させます。海藻が、新聞紙に張り付いてしまわないよう、布を被せその上から新聞紙を重ねます。
⑤重しを乗せ、風通しの良い場所で乾燥させます。朝夕で新聞紙を取り替えます。これを2〜3日間繰り返します。
⑥乾いたら、布をそっと剥がします。海藻が台紙にしっかりくっついていたら完成です!
⑦しおりや絵葉書としてお使いいただけます♪
このように海藻は、食べること以外でも楽しむこともできますよ☆
今月のスタッフ/おかげさまスタッフ 岩﨑伶奈
今年入社二年目、十一月に二十歳になり、来年一月には成人式を迎えます!
趣味は音楽を聴くことで、そのアーティストのライブにもよく行っています。
さて話は変わりますが、十月初旬に三泊四日で東京旅行に行ってきました!
上野動物園やアメ横など色々な所に行きましたが、一番印象的だったのはスカイツリーからの夜景。とっても綺麗で、思わず何枚も写真を撮っちゃいました☆
また、『月島もんじゃストリート』で美味しいもんじゃ焼きも食べて、夢の国ディズニーシーでしっかり現実逃避もできました(笑)。他にも色々な所へ行ったのですが、止まらなくなりそうなのでこの辺で…。
あっという間の四日間、とても充実した旅行ができました。今度は浅草とか行きたいな~。
東京にお住いの皆さん!おすすめな場所ありましたら、ぜひ教えてください♪
やっと大人の仲間入りをした私ですが、これからも皆さんに満足していただけるようしっかりとした対応を行っていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
海藻クイズ
いよいよおせちの季節が近づいてきましたね!そこで今回のクイズは、縁起物としておせちに昆布が入っているのは何故でしょうか?3つの中から選んでください♪
赤:「よろこぶ」とかけているから
青:「鼓舞する」とかけているから
緑:「長いもの」は縁起がいいから
答えは、次回おかげさま新聞 第4号で発表します。
前回の正解:ひじきの日
編集後記
店長の坂本です!今回は五十周年記念式典という一大イベントがあり、私たちも今まで支えてくださった皆様への「おかげさま」の想いを再確認する特別な機会となりました。
すっかり寒くなり、食べ物もおいしい季節となりました。私の息子の涼輔も農家の祖父が作った新米をおいしく食べています。
やっと一人で歩けるようになり、おぼつかない足取りですが、少しずつ前に進んで行く様にこの『おかげさま』を重ねながら、一歩ずつですが、よりよい通販を目指して精進していきたいと思っております。
それでは次号もお楽しみに!