お刺身に添えてある海藻はどんな海藻?食べてもいいの?

お刺身とつま

 

今回は、お刺身に添えてある海藻はどんな海藻?食べてもいいの?
ということについてお話ししたいと思います。

 

お刺身盛りには、お刺身以外に色とりどりの脇役が添えられています。
脇役と言ってもお刺身をより美味しそうに見せるためには欠かせない食材ばかり。

脇役たちは、簡単に説明するとこのようになります。

 

  • 大根の細切りは「けん」
  • 海藻や小菊は「つま」
  • ワサビなどを「辛み」

 

そんな脇役たちをまとめてお刺身の「つま」と言います。

では、「つま」になる海藻は、どんな海藻が使われているのでしょうか?
また、お刺身だけ食べる人が多いなか、「つま」の海藻は食べてもいいのものなのでしょうか?

 

 

目次

 

 

■今回のコラムを読むことで・・・

今回のコラムを読むことで、スーパーで買うお刺身のパックやお店で出される

お刺身の盛り合わせに使われる「つま」を、食べる、食べないは別にして、

彩りを楽しみ愛でる気持ちがわき上がってくるはずです。

 

そして、今回読むこのコラムの内容を話すことで、

周りの人も喜び、食事の場が大いに盛り上がることでしょう!

 

■「つま」の雑学

宴会この「つま」ですが、漢字で書くと「妻」になります。
これは、主役であるお刺身のよき伴侶である「妻」という意味なのだそうです。

 

野球で言うところのキャッチャーは、ピッチャーの女房役と言いますが、

まさにそのような意味と思えば分かりやすいでしょうか?

 

お刺身の「つま」は、そのままだと話題にもならない存在なので、

「つま」は「妻」だとか、今からお話しするコラムを使うと大いに話しが盛り上がりそうですね!

 

では、なぜ「つま」に大根が使われているのかも、雑学として少しお話ししておこうと思います。
居酒屋などのお店はもちろん、スーパーのお刺身のパックにも、

海藻の他に大根が「つま」として必ず添えられていますよね。

 

それはなぜか、ご存じでしょうか?

現在のようにお刺身に大根の細切りが使われるようになった時期は、

実はよく分かっていないようですが、大根をお刺身に添える理由は、

大根自体が水分を吸う特性があることからお刺身から出る水分を吸収するために使われているのです。

 

もし大根の細切りを入れていないと水っぽいお刺身になってしまうのですね。

また、お刺身の「つま」を毒消しと考えている人も多いようです。

私の小さい頃、祖父母から「つま」も、全部食べるよう教えられていたことを思い出します。

 

昔は、今のように生ものの保存技術がしっかりしていないこともあり、

お刺身を食べる時に少しでもお腹を壊さないようにという昔の人の知恵だったのかもしれません。

 

実際、大根は消化吸収を良くしますし、

大葉は解毒作用、海藻は胃腸の調子を整えるなど、

「つま」それぞれに特性があります。

 

■「つま」になる海藻とは?

雑学はここまでにして、今回のコラムのテーマである、

お刺身の「つま」として添えられる海藻についてお話しを進めていきたいと思います。

お刺身の「つま」に使われる海藻ですが、簡単に説明するとこのような種類になります。

 

  • トサカノリ(ミリン科)
  • オゴノリ(オゴノリ科)
  • マフノリ(フノリ科)
  • ワカメ(チガイソ科)

 

などです。

これらは、酢の物としてもよく使われる海藻になります。
では、実際に海藻を見てみると、おもしろいことに気がつきます。

 

海藻の形は同じなのに、緑色、赤色、白色の海藻を目にすることがあります。

 

先ほどお話しした海藻は紅藻類から作られることが多く、

水洗いや天日乾燥、アルカリ処理など、加工によって色の違いが出てきます。

このように、加工を工夫して色鮮やかな「つま」用の海藻ができあがるんですね。

 

トサカノリ

 

トサカノリ

 

トサカノリは、鶏のトサカのような形と、弾力のある食感が特長で、料亭等でも多用される高級海藻です。

 

そして、トサカノリは西日本から伊豆諸島に生息する海藻で、特に鹿児島県から南の海で収穫されることが多く、

養殖ではなく天然物に頼っているため持続的な利用が課題となっている海藻です。

環境省で準絶滅危惧種にも指定されている海藻でもあるのです。

 

オゴノリ(オゴノリ科)

 

オゴノリ

 

お刺身の「つま」に使われるのはもちろん、寒天の原料にも使われることが多い海藻です。

日本各地の海で採れ、潮の満ち引きが活発な場所に生息しています。

 

オゴノリを検索すると食中毒など、ちょっと恐い記事がヒットしますが、オゴノリ自体に毒性があるわけではありません。

でも、採った後、何らかの刺激で毒性を持つことは分かっているそうで、危険なのは、自分でオゴノリを海から採って食べたりすること。

市販のオゴノリは、アルカリ処理をしているため安心して食べることができます。

 

マフノリ(フノリ科)

 

マフノリ

 

マフノリは日本各地に生息しています。お刺身の「つま」や、お味噌汁の具としても人気があります。

食用以外に、糊の原料にも使われている海藻です。

 

ワカメ(チガイソ科)

 

ワカメ

 

みなさんもよくご存じのワカメです。

ワカメは北海道から九州に生息している海藻で、

昆布や海苔とともに日本人にとって最も親しまれている海藻のひとつですね。

お刺身の「つま」としてよく使われている海藻の説明は以上です。

 

■食べられるの?

今回、お刺身の「つま」に使われる海藻をテーマにしようと思ったキッカケについて少しお話ししたいと思います。

 

九州はお魚が美味しいとよく言われます。

九州には、玄界や天草など全国でも有数な漁場がたくさんあります。

そのため、気軽に入れる居酒屋さんでも、本当においしいお刺身を食べることができます。

 

九州へのご旅行の際は、ぜひお刺身を食べていただきたいです。\(^o^)/

 

そのお刺身をさらに美味しそうに見せてくれるのが、お刺身の「つま」の海藻たちなのですが、

お刺身は食べても海藻を食べない人が多いのです。

 

「つま」に使われている、トサカノリ、オゴノリ、マフノリには、食物繊維も豊富なのに、本当に残念です。

ちなみに、私は「つま」の海藻を食べる派です。

 

私は、海藻だから食べられるはず。

残したら、もったいない!!と思って食べてみたところ、

特にトサカノリの歯ごたえが気に入ってしまって食べるようになりました。

 

お皿にお刺身だけがあっても味気ないですが、そこに、赤や緑や白の海藻があることで、

お刺身がグッと美味しそうに感じることができます。

でも、飾りとして見られているからか、食べない人が多いので、ちゃんと食べられることをコラムでお話ししようと思ったのでした。

 

なかでも、トサカノリなんて、天然物に頼っていて、

しかも準絶滅危惧種という驚くべき事実もありますからね、食べないともったいないですよ!

 

ですから私は、お刺身の「つま」を食べることは、ズバリ!

数少ない海藻体験の貴重な機会だと思うのです!

 

私たちがよく食べる海藻は、昆布、ワカメ、もずく、めかぶ、ヒジキなど

名前を聞けば味も調理方法もスグにイメージできるものばかりです。

 

海藻は食べられるものが多いですが、実際に食べている種類は、すごく限られているように感じます。

トサカノリ、オゴノリ、マフノリ等、それだけをわざわざ食べることは無いと思います。

 

ですから、お刺身の「つま」の海藻は、

食べる機会の少ない海藻を食べるチャンスであると、私、海藻太郎は思うのです!

いかがでしょうか?

 

■まとめ

今回は、お刺身に添えてある海藻はどんな海藻?食べてもいいの?

ということについてお話ししてきました。

 

もし、お店でお刺身を食べる機会があったとき、そしてスーパーで買うお刺身のパックの中に、

トサカノリ、オゴノリ、マフノリ等が入っていたら、食物繊維も豊富、彩りも鮮やかで、

歯ごたえも楽しめますから、ぜひ、このコラムのお話しを思い出しながら、食べていただけたらうれしいです。

 

貴重な海藻体験をぜひ!!

 

 

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